こんにちは、シュンです。
今回はブックメーカーはギャンブルといわれてるのに
投資ってどういうことよ?
と思われてる方向けに
記事を書いてみたいと思います。
ちなみに、これは投資をしようと思ってる人が
よく抱く疑問として、
投資とギャンブルって何が違うの?同じじゃないの?
ってところと通じるので、
そこと絡めてお話します。
ネットが普及してきて、FXとか仮想通貨とか
メジャーな言葉になってきましたが、
とはいえ、FXで投資してるよ
なんて言うと、聞いた相手は決して口には出さなくても、
「それってギャンブルだよね?
こいつギャンブルやってるってヤバいな」
なんて思われることがよくあります。
実際、投資とギャンブルを同じ意味で
ひとくくりにしてる人が多いですからね。
ということで、ブックメーカー投資は
投資になり得るのか?について
順を追って解説していきます。
ギャンブルって何

まず、言葉の定義をしっかりと押さえておかないと
曖昧なまま話が進んでしまいますので、
ちょっと退屈かもしれませんが、見て行きましょう。
ギャンブルとは、いわゆる賭け、博打です。
時代劇で出て来る、茶わんみたいな入れ物に
さいころを2個入れて、さいころの目の合計が
奇数か偶数かを当てるのも博打ですね。
また、競馬も公営ギャンブルというジャンルになるので、
れっきとしたギャンブルです。
競馬投資ってあまりいわないですしね。
投資って何

じゃあ、投資って何か?というと、
将来見込めるリターンを期待して先にお金を出すこと
のような感じです。
これは会社とかでよくありますが、
例えば売り上げを上げるために広告費を使うとか、
ラーメン屋さんをするために先に店舗を確保するためのお金とか
色々ありますね。
広告費を使えば、多くの人にアピールすることが出来るので、
その分売り上げは上がる可能性は高くなります。
ラーメン屋さんを営むにも、
店舗とかラーメンを作るための道具がないと
始めることは出来ませんが、
開店して順調に売り上げが立てば
日々の利益で最初に投じたお金を
回収することができます。
あとは、お金も絡みますが、
人材投資というのも投資ですね。
例えば会社に貢献してくれそうな人を採用して
会社の売り上げが上がることを期待する(狙う)
わけですね。
注意点としては、このように、投資は将来のリターンを
期待するものですが、
必ずしもうまくいくとは限りません。
ギャンブルと投資は取り組む人次第でどちらにもなる
ということで、ギャンブルと投資の言葉の意味
についてお話しましたが、
イマイチしっくりきていないかもしれません。
それは、恐らく、ギャンブルにも投資にも
どちらにもなり得ることがあるからだと思います。
今回の記事では、僕はこの部分が
一番言いたいこととなります。
例えば、FXはFX投資と言われるように、
投資に属します。
でも、FX経験者の方はお分かりだと思いますが、
何も知らずにFXを始めるのって、無謀ですよね?
FX投資で資産を作っていこうと思えば、
テクニカル分析とかファンダメンタルズ分析とか、
その他色んな用語とか攻め方とか
学ぶ必要があります。
また、特に、資金管理が出来ていないと
すぐに資金が溶けてしまうということにもなりかねません。
でも、FXは儲かるからという理由で、
さほど学ぶことなくトレードする人がいるのも現実です。
はい、僕が知っておいてほしいなと思うのは
この辺りです。
つまり、
・その時の勘や気分でお金を賭けるものはギャンブル
・分析や勉強などを元に実践をしながら
資産を増やしていこうという取り組みが投資
ということなんです。
この両者って、全然違いますよね?
ブックメーカーがギャンブルではないと言える2つの理由
ここまでのお話から、ブックメーカーが投資となりうる理由が
なんとなく分かってきたのではないでしょうか?
つまり、ブックメーカーでも
単にこのチームが勝ちそうとか、
オッズが高いからこの選手に賭けようとか、
勝ったらラッキーで1万円儲かるから賭けてみようとか
のような取り組み方をしていれば、
これはもうギャンブルです。
そして、
「やった!勝った!ラッキー!」
「やっぱり負けたか、運が悪いなあ」
なんて言ってやってる人は、
残念ながら資産を増やすことは難しいです。

逆に、ブックメーカーで例えばスポーツブックの
テニスに取り組む場合、
・過去の対戦成績
・その選手の特徴
・今行われている試合がどちらの選手に波が来てるか?
・両者のオッズは?
など、過去と現在の分析をしながら
お金を賭けていくのが投資です。
つまり、勝率を上げるための実践と検証を
繰り返しているということですね。
これが、ブックメーカーがギャンブルではないと言える
1つの理由です。
そして、もう一つの理由が、
ギャンブルとブックメーカーの経営の仕組みの違いです。
ギャンブルというのは、例えば競馬の場合、
次のような流れで当てた人にお金が配当されます。
①馬券を買ってもらう
②勝ってもらった馬券の売上金から
一定の割合分を手数料として取る
③残った分を当てた人に配当する
つまり、競馬の主宰者側が
絶対に損をしない仕組みになっているんです。
これは宝くじも同じです。
いくら高額の当選者が出たとしても
絶対に損をしないように仕組みが出来上がっています。
で、その手数料というのは
ジャンルによって違いますが、
50%とか平気で取ります。
なので、競馬なら馬券を買う人が多ければ多いほど
その主宰者(胴元)は儲かるわけです。
まあ、公営ギャンブルは国や地方自治体の
財源になるわけですけどね。
一方、ブックメーカーの企業は
仕組みが全然違います。
ブックメーカーは最初から賭けられる対象の
オッズ(倍率)が決まっています。
なので、その倍率に応じて勝った人には
お金を配当しないといけませんし、
馬券のように一括で売上金を回収してから
手数料を先に引くなんてことができません。
そうすると、どうなるかというと、
ギャンブルの胴元はかならず儲かる仕組みだったのが、
ブックメーカーでは時には損失を被ることもある
ということなんです。
これって、全然違いますよね?
さらに、還元率という観点から見ても
全然違います。
還元率とは、
ブックメーカーならその日に賭けられた総額のお金から、勝った人に配当する金額の割合のこと
を指します。
ギャンブルの場合は、先ほど出てきたように、
胴元が50%とか取るので、
配当される金額の還元率は50%となります。
一方、ブックメーカーは還元率が95%とかなんです。
つまり、ブックメーカーの儲けは5%だけ。
50%と5%じゃ全然違いますよね?
ブックメーカーは還元率が非常に高いので、
投資として成り立つのです。
これが、ブックメーカーがギャンブルではないと言える
もう1つの理由です。
とはいえ、もちろんですが、
これも参加者の姿勢によって変わるので、
参加者が今日の気分とか勘にばかり頼った
ブックメーカーをしていたら、
それは紛れもないギャンブルです。
この記事のまとめ
ということで、改めて簡単にまとめると、
・実践と検証分析を積み重ねながら
資産を増やしていく取り組みが投資
・その日の気分や勘に頼ってハラハラドキドキして、
勝ったらラッキー!
のような賭け方がギャンブル
・ギャンブルとブックメーカーの還元率は
全然違う
ということです。
あなたもそうだと思いますが、
僕もラッキーを狙ってるわけではなく、
確実かつ着実に資産を増やしていきたいはずなので、
間違ってもギャンブルのような賭け方は
しないようにしましょうね。